Amboyna's Color

この先の、そのまた向こうへ

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集落の外は、緑に埋め尽くされた世界だった。

その緑が原色に圧倒された眼には優しく、

吹く風もいくぶん涼やかに感じられる。

風の中に僅かだが潮の香りを見つけて、

彼方の森へと続く一本道をあてもなく歩いた。





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牧草地と牧草地をかき分けてのびる一本道を振り返ると、

遠くの森陰に御嶽の鳥居が見えた。

この島は祈りの島なのだ、という昨夜の友人の言葉が蘇ってくる。




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蝶が舞い飛ぶ緑の小道を抜けると、

いつの間にか誰もいない浜辺に立っていた。

緩やかに傾斜する砂浜の先は、

そのまま水平線まで続く圧巻の紺碧に繫がっている。

聞こえてくるのは小さな波音と風の音だけだ。




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近くの離島へ向かう高速船だろうか。

空と海の境界線をなぞるように、真っ白な航跡が駆け抜けていった。





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by amboina | 2010-04-24 06:57 | 八重山