Amboyna's Color

マヤー小の視線

f0236145_11541058.jpg




この島には猫が多い。

多いなんてものではなく、そこら中にいる。

集落内はもちろん、海辺にも畑にも飲食店の軒先にもいる。

もちろんペットとして人に飼われている幸せな猫もいるが、

全体の90%は野性味あふれる野良猫である。




f0236145_1510797.jpg




八重山諸島では猫をマヤーと呼び、

古典民謡や昔話にもよく登場する馴染み深い動物だ。

小(グワァ)は愛称なので、マヤー小とはさしずめ

「子猫ちゃん」といったところだうか。




f0236145_15104644.jpg




しかし、なぜこれほどまでに増えたのだろう。

もしや神様の使いとして大切に敬われている存在なのか、

島全体が知る人ぞ知る捨て猫の名所なのか、

農作物を荒らすネズミを駆除するためにやむおえずなのか、

ただ単純に猫にとってここが暮らしやすいだけなのか。




f0236145_11582448.jpg




理由は諸説あるようだが

私が首を傾げるほど、島の人は猫についてそれほど深くは考えていないし

猫のほうもあまり人間に興味を持っていないように見える。

つまりは空気ような、あって当たり前の関係なのかもしれない。




f0236145_1584339.jpg
f0236145_1585235.jpg




時に抜け目なく、時に呆れるほど無防備な姿で

彼らは今日も悠然と島を闊歩している。
[PR]
by amboina | 2010-04-25 13:04 | 八重山