Amboyna's Color

働き者の肖像

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この島の観光業の目玉は、水牛車だ。

ガイドの語る島の歴史や名物の説明を聞きながら、

昔ながらの沖縄の風情を残した集落内を

水牛がひく屋形車でのんびりと廻る。




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その昔、水牛は耕作や移動に使役されていたという。

それ以前に使われていた牛よりも丈夫で、

足場の悪い畑などでの作業に適していたらしい。

今では農作業に使われることはなくなったが、

それでも島のあちこちで観光客相手に健気に働いている。




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そして彼らは意外と個性的だ。

一見しては見分けがつかないようにも見えるが、

よく観察すると、角の長さ、体格、歩く速度がそれぞれに違う。

性格も人間のように多種多様で面白いらしい。




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さらに毎日多くの観光客を載せて牛車をひくその姿は、

角の付け根にアカバナなどを飾られて、中々のフォトジェニックだ。

しかし木陰でひととき微睡む時の顔はなんとも穏やかで、

本来の水牛としての姿が垣間見える。



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夕暮れ時、集落の外れへ連れられる水牛達とよく出会う。

一晩の休みをとりに、空き地や外周道路沿いの草地へ向かうのだ。

借りの寝床で腹一杯に草を食み、星空の下で眠り、

明日になれば再び重い牛車を曳く仕事が待っている。




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この島では、ひとたび歩き出せば

いつでも働き者の彼らに会うことができる。




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私は水牛が大好きです。
確かに臭いし、デカくて怖いけど、あの目がたまりません。
牛車を担いだり降ろしたりはもちろん、観光コースの順路もすべて理解しています。
頭が良いのですね。

ただし普段おとなしい水牛も、いったん激怒させたら恐ろしい狂獣に変貌します。
野生ではライオンやトラでさえ、ズタズタに引き裂いてしまうほどの凶暴性を発揮するそうです。
この島の水牛はよく調教されてはいますが、
けっしてむやみに触ったり近付いたりしないようにしましょう。

喧嘩して勝てる相手ではありません。

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by amboina | 2010-05-04 13:41 | 八重山