Amboyna's Color

緑の回廊

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長めのスコールが続いた梅雨が明け、

水分をたっぷり補給した緑が濃く繁る頃になると、

島のあちこちに幻のような緑のトンネルが現れる。




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道を挟んだ大木同士が互いに緑の葉をのばし合い、

繋がって絡み合い、さらに重なり合ってアーチを形作り、

地面にこれ以上ないほどの陰を落とす。




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こうして出来上がった幾つかのトンネルが、

南の島の強烈なコントラストの中に涼しい気配を生み、

つかの間、散策する人々の姿を飲み込んではそっと送り出してゆく。




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緑と陰のトンネルの向こうには、

夏雲を抱いた赤瓦の集落や鮮やかな紺碧の海、

生命の息吹に輝く自然が顔を覗かせている。




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そんな真夏の世界を前にしながら、

なかなか木陰から前へ進めない私を追い抜いて、

わずかに日陰で冷やされた風が

心地よく吹き抜けていった。




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こう書くと、どこからか山下達郎の歌が聞こえてきそうですが、
この木陰のトンネル、結構注意が必要です。
なにせ栄養いっぱいの葉を、これでもかと繁らせまくった木達なので、
当然のごとく虫もたくさん住みついているのです。
「ここらへんの木の根っこに座って、みんなでお弁当でも食べようか♡」
と思う気持ちはよく分かりますが、くれぐれも頭上にご注意を。
名も知れぬ南国の毛虫や蜘蛛達が、静かにあなたの上に降ってくるかもしれません。

この時期、緑のトンネルでは、
時ならぬ絶叫をたびたび耳にすることがあります。

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by amboina | 2010-05-14 02:56 | 八重山