Amboyna's Color

海を駆ける矢

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八重山の島々へ向かう交通手段は限られている。

というよりかなり特殊なケースを除いては一種類しかない。

定期便とチャーター便を含めた高速船である。




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八重山諸島の主島である石垣島には、

各離島を結ぶ高速船を運行させている海運や観光会社が数社あり、

日々競い合うように島々へ船を送り出している。




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それぞれ40ノット以上は楽に出せる流線型の船ばかりだ。

凪の日は穏やかな海面を風が滑るように疾走し、

波が高ければ船首を海面から高く突き出し、

強烈な波しぶきを上げて波頭を跳ね飛び渡っていく。




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さらに梅雨が明け、いざ真夏の観光シーズンともなると、

観光客を詰め込んだ船達が水平線に白い航跡を曳きながら絶えず行き交い、

さながら離島航路は渋滞した海の高速道路へと変貌する。




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正直に言って船はあまり得意な方ではないのだが、

ここ八重山の海を疾駆する高速船に限っては、乗るのが全く苦にならない。

もちろん嫌だと言い張ってもほかに手段がないのだから仕方がないのだが、

むしろ待望の島が少しずつ近付いてくるの眺めながら、

激しいエンジンの振動に揺さぶられている時間は胸躍る時間でもある。




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主島から私の通いつめる島までは船で15分とかからない。

その時間は、故郷というものをあまり意識しないで育った私にとって、

夏休みの帰省にはしゃぐ子供が抱くようなワクワクとした高揚感を

つかの間、味あわせてくれる貴重な時間なのだ。




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八重山の海を縦横無尽に駆け抜ける高速船に初めて乗った時は驚きました。
時速30〜40ノットで波間を爆進する高速船はかなりの迫力です。
さらにめざす島に向かって二隻の船がデッドヒートを繰り広げる様は、
音から何から、まるで海の暴走族(ごめんなさい…)みたいだと肝を冷やしました。

さらに嵐で海が荒れようものなら地獄です。
ハンパのない上下動と衝撃、乗客の阿鼻叫喚が目的地まで延々と続きます。

八重山で初めて離島巡りを計画されている船に弱い方。
どんなに近い島に行く時でも、必ず酔い止めを服用し後方席に座りましょう。

船にお強い方はどうぞ楽しんでください。
およそ内地ではお目にかかることができない高速船のデッドヒートと、
ジェットボート並みのスピードを体感できますよ。
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by amboina | 2010-05-26 02:01 | 八重山