Amboyna's Color

カテゴリ:南方行脚( 12 )

楽園の果てを往く

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国道58号線を北へと走る。

夏の名残りを含んだ熱い大気が水平線までを埋め尽くし、

その最果てを沸き上がる夏雲が縁取っていた。




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開け放った窓から吹き込む風は静かだった。

遥か彼方へと続いてゆく灯色のセンターラインの先には、

潮騒と競り合う濃い緑の香りだけが満ちている。




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北端の岬をめざそうという考えに、特に深い理由はなかった。

ただ普段は何事にも深い執着を持てない私のような人間が

何故か惹かれてやまないこの南の楽園の、

その最果てという場所を見てみたかっただけだ。




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幾つかの橋を越え、幾つもの隧道をくぐり、

そうして辿り着いた北端の岬は、

圧倒的な大海に迫り出した険しい岩肌と、

噎せ返るような原初の自然が織りなす

まさに大地の尽きる場所だった。




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紺碧の海はどこまでも蒼く深く澄み渡っている。

眼下の珊瑚礁を洗う波音が幾重もの唸りをこだまさせ、

強い陽射しが岩縁の下生えを焼いていた。




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岬の上を吹き渡ってゆく音のない強い風に晒されながら、

目の前に広がる雄大で容赦のない世界を見渡した。




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しかし心の片隅で密かに期待していた、

この南の世界に自分を惹きつける

なにか特別な「理由」のようなもののカタチを、

そこに見つけることはできなかった。




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by amboina | 2011-03-26 11:53 | 南方行脚

潮騒の街

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海へと緩い傾斜が続く細い街路を歩いた。

緑に縁取られた鉛色の集落が往く手を幾重にも辻折れてゆく。




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早い夕陽に暮れなずむ、そんな箱庭のような小さな空間の先へ、

踏み込んでは迷い、ただ目的もなく歩き続ける時、

視線はファインダーを外れて、虚の彼方を彷徨いはじめる。




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国道からほんのわずかに道をそれた海辺の集落の

鬱蒼としたフクギ並木に埋もれるその細々とした道行きには人影もなく、

行き着く先をどうにも見定まらせない不思議な迷路感に溢れて、

迷子を楽しむ私の五感をゆっくりと麻痺させていった。




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うねる苔むしたブロック塀が赤瓦の家屋を囲う世界で、

砂岩舗装の街路の真ん中に走る排水路だけが

まるで何処かへ誘く道標のように果てしなく続いてゆく。




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高い夏空に逆らうような冷たい風が足下を薙ぎ去っていった。

フクギ並木のざわめきと、その冷たい風に誘われて歩みを東に進めると、

道果てに四角く切り取られた空と海がぽっかりと口をあけている。




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集落の尽きる海辺には高い護岸で守られた小さな浜が広がっていた。

背後に広がる集落と似通った人影のない静かな浜だ。

低い陽射しに照らされ砂浜を這うグンバイヒルガオを伝い、

微かな潮騒と濃い海の香りが立ち昇ってくる。




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彼方の水平線には伊平屋島と伊是名島の島影が微かに浮かび、

南の岬の影には伊江島の尖った稜線が早い夕陽に照らされ輝いている。




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宿へと戻る道すがら振り返ると、

さっきまで私の立っていた海辺を眺めながら

日暮れのおしゃべりをいつまでも楽しむおばぁ達のシルエットが、

遠い空を背景にぽつりと浮かび上がっていた。




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by amboina | 2011-03-09 17:31 | 南方行脚

強者達の夢の跡

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輝く陽差しを薙ぐように、

冷たい風が吹きすぎていった。




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遠く紺碧の大海を望む城壁を越え、

古木の幹をなめ、背後の深い森の彼方へ

風は絶えることなく吹き寄せ続ける。




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崩れかけた石積みに腰掛けた私の前には、

遠い昔に滅んだ王国の記憶が横たわっている。




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険しい山間の地形に合わせて、

優美な曲線を描く琉球石灰岩の城壁のうねり。

針穴のように穿たれた門と門をつなぐ石畳の郭路。




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かつて此処には強大な王たちが君臨し、

飽くなき栄華と覇権を他国と競っていたという。

見下ろす土地は豊かで、港には貿易船が連なり、

聳え立つ楼閣には多くの麗人が集い賑わっていたことだろう。




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しかし今は冷たい風だけが

静かに虚空の底へと吹き寄せている。




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城跡の隙間を抜ける風音に心を澄ますと、

砕け朽ちかけた石積みの一つ一つが記憶する

遥かな昔の猛者たちの猛々しい雄叫びが、

幻のように浮かび上がってはゆっくりと消えていった。




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by amboina | 2011-02-27 02:18 | 南方行脚

午後のいざない

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海神祭の翌日。爬龍船競漕で湧いた集落をひとり訪れた。

祭りの熱気が拭い去られた港を背に、

小雨の舞い降るひっそりとした家並みを眺めて歩く。




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道端の木々も屋根の瓦も一様に苔むして見えた。

しっとりと湿った空気の中に静かな気配が充満し、

そぞろ歩く私の足音を飲み込み消してゆく。




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集落の中心近く、目を奪う明るい大輪が揺れていた。

雨雫を纏ったその明るいハイビスカスがあまりに美しかったので、

何枚か写真に収めていると、かすれた小さな声が笑った。

「にいさん、そんなにハイビスカスが珍しいか」




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振り返ると、小柄な老婦人が道端に佇み私を見つめていた。

大きな眼鏡の奥で優しい瞳が微笑んでいる。

「今年は雨が多いからね、そら、花も大きく開くよ」




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お茶でも飲んで休んでいきなさいねと、

手招く彼女についてふらりとくぐった門の先には、

少し痛んだ琉球家屋と手入れの行き届いた緑の庭が広がっていた。

そしてその庭に面した小さな縁側で、彼女は私の隣に座り、

夢を見るようにやさしく頷いた。




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この家のほとんどの部材に使っている虫に強い木の話。

庭木として大切にしているという黒木の由来。

御盆に帰ってくる孫達のために育てている鉢植えの花の話。

彼女が徒然に口にする物語はすべて、

縁側から眺める事のできる木々や緑の話だった。




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二杯目のお茶を啜り終えた頃、

近くの小学校で下校を知らせるチャイムが鳴った。

その音を潮時にお茶と話の礼を残して腰を上げると、

彼女は門の外まで見送りに出てくれた。




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雨は細く、変わらず集落の道をどこまでも濡らしている。

それでも時々、流れの速い雲の切れ間から差し込む小さな日溜まりが、

黒々とした路面のあちらこちらに明るい光の帯を投げかけていた。




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「雨が強くなったら戻ってくればいいさ」

門前の石垣にもたれ小さく手を振る、そんな老婦人の言葉が、

なぜだかとても嬉しかった。




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by amboina | 2010-07-23 08:36 | 南方行脚

謡いの港

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爬龍船競漕に湧く桟橋の一画。

小さな儀間の港を背に建てられた櫓の上へ、

それぞれの三線を手に島の子供達が駆け上がって行く。




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朝早くから始まった海神祭の余興として、

島の小中学校に通う子供達だけで結成された

民謡グループが演奏するのだという。




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少女達の涼しい声が連なり、

基礎のしっかりした三線の音と重なり合う。

色艶やかな祭衣装を身に纏った彼女達が披露するのは、

まぎれもない琉球民謡の数々である。




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その演奏を聞いて驚いてしまった。

背筋をぴんと伸ばし、視線を凛と前に据え、

堂々と三線を腰に当てた立ち姿は、

観客の年寄り達も唸る見事なものだったのだ。




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謡いは情け唄からポップスへ、そして地元の民謡に移る。

やがて賑やかなカチャーシーへと弾き繫がれていくと、

櫓を取り巻いていた人垣から自然と踊りの輪が広がっていった。




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やがて全ての演奏が終わり、

満場の喝采を残して人々の関心が爬龍船競漕に戻って行く頃、

ステージ下でくつろぐ彼女達の姿を見つけた。




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緊張の解けたその顔からは、

先程までの凛と張りつめた光は消え失せ、

等身大の少女のあどけない笑顔で輝いていた。




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by amboina | 2010-07-20 01:59 | 南方行脚

爬龍の鐘

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港は静かな熱気に満ち満ちていた。

賑やかな三線と歌声が響く中、

興奮を隠せない様々な顔が忙しなく行き交っている。




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旧暦の五月四日。

海神祭のこの日、漁の安全と豊漁を祈願した伝統行事である

爬龍船の競漕が島の各漁港で盛大に開かれていた。




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空は相変わらずの曇天だったが、

時おり薄い陽射しが差し込む湾内は

詰めかけた人々の熱気がそうさせるように、

言いようのない予感を含んで波高くざわめいている。




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スタートを告げる鐘が鳴った。

岸壁や防波堤に陣取った島人があげる声援の先、

喫水の低いサバニの上で11人の男達のかけ声が重なり合い、

勇壮な櫂さばきを推力に三艘の爬龍船が波を切って疾走する。




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爬龍船競漕の鐘が島に響くと梅雨が明けるという。

夏を呼ぶその高らかな鐘が港に鳴り渡るたび、

地元の子供も老人達も、見ず知らずの観光客同士も、

低い雲を突き破るほどのかけ声を合わせて懸命に櫂を漕ぐ。




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転覆する船や、大差がついた競漕もあった。

しかし水飛沫の中に弾けるみんなの笑顔と笑い声が、

この祭りに勝敗などないということを伝えている。




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ひときわ盛大に鐘の音が鳴った。

祭り最後の爬龍船が渦巻く歓声と熱狂を切り裂き

疾風のように港を駆けていく。




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その煌めく航跡の中にほんの少しだけ、

待ちわびる真夏の光が閃いたような気がした。




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by amboina | 2010-07-17 04:03 | 南方行脚

雨の島

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那覇空港から25分あまり。

青と黄色で縁取られた小さな双発機が降り立ったのは、

深い雲の谷間に沈んだ雨の島だった。




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低い鉛色の空から差し込む梅雨の明かりの下で、

山の緑は深く沈み、海は濃淡の細波を一面に散らしている。




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湿気を帯びた大気が身体にまとわりつき、

細かな汗と混じって腕を伝う。

深く息を吸えば溺れてしまうのではないかと思うほど、

島は底知れぬ水の気配に満ちていた。




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六角形の奇岩が敷き詰められた海辺でも、

数百年の樹齢を誇る松の根元にも、

その水の気配は静寂とともにひっそりと這い上がってくる。




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真夏を前にした沖縄の離島とは、およそかけ離れた世界だった。

ならばと、島を縦断する山道へ車を走らせる。

いくつかの港町を過ぎ、広いさとうきび畑の中を抜け、

より深い濃密な水の気配を求めて、

細く曲がりくねった道を雲の中へと駆け上って行く。




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頂上付近の展望台で車を停めると、遠くで雷鳴が轟いていた。

少しだけ降ろした窓から差し出した腕を大粒の雨が叩く。

振り返ってみると、辿ってきた峠の道は

いつしか雲とも霧とも見分けのつかない、

深い白の中に閉ざされ消えてゆくところだった。



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by amboina | 2010-07-14 05:04 | 南方行脚

毒貝は真夏の島の夢を見る

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ちょっと旅に出てきます。

行き先は例によって沖縄です。




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沖縄はまだ梅雨も明けきっていません。

おそらく今月最初の旅は雨を楽しむ旅となるでしょう。




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明日からは沖縄本島にほど近い久米島に向かいます。

初めて訪れる島なのでとても楽しみですね。

知り合いの三線奏者が唄う「はての浜」という絶景地が

歌詞に違わぬ素晴らしい場所なのかどうか、

この目とカメラで確かめてきます。




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そして久米島から戻った翌週からは、

今年三度目となる八重山に再び渡ります。




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よくぞ飽きないものだとお思いでしょうが、飽きません。

その頃には梅雨も明けているでしょう。

ならばそこは一年で最も美しい季節。

あの原色の島々が私を待っていてくれるはずです。




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そんなわけで、

しばらくは帰ってきません。

お土産も買ってきません。

でも写真だけは沢山撮ってくるつもりです。




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それでは行ってまいります。




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by amboina | 2010-06-13 02:21 | 南方行脚

宮古島の残像

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馬鹿の一つ覚えのように八重山へ通いつめていた私にとって、

宮古島とは羽田行きの直行便が給油に訪れる中継地であり、

三年前に台風で足止めされたという苦い思い出が残る島でしかなかった。




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島に標高のある山がないせいだろうか。

曇天の中、着陸態勢に入った飛行機の窓から見下ろすその姿は

まだらな田畑の格子模様が見渡す限りに広がって、

どこか淋しく赤茶けて見える。




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しかしその印象は瞬く間に、予想せぬ驚きへと覆されることとなった。

北部に向かう道を下るにつれ、天を切り裂くようにゆっくりと曇はほつれはじめ、

世渡崎からまっすぐに伸びた池間大橋を渡る頃には、

眩い夏至の太陽があざ笑うかのように照りつけていた。




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橋を渡る車の両脇を瑠璃色の海が飛ぶように過ぎてゆく。

誰もいない港の片端では、忘れられた陰がじっと息を潜めている。

巨大な砂丘の彼方にはひっそりとしたビーチが静かな波音を響かせ、

断崖の岬にそそり立つ灯台が、荒々しく天に拳を突き立てていた。




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それは初めて目にする圧倒的な宮古島の姿だった。

そしてその絶景は、三年前に歪んでしまったこの島の印象を、

呆れるほど短時間に記憶の底から剥ぎ取ってしまった。




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もはや帰路の中継地としての物憂い、赤茶けたイメージは心の中に浮かんでこない。

新たに記憶へ残ったのは、沖縄本島にも八重山の離島にも負けない、

荒々しく透き通ったいくつもの残像だ。




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その残像が水平線にうねり上がった積乱雲と重なって見えたとき、

今まで知らずにいたこの島の本当の魅力が、

焼けた肌を透かして、ゆっくりと染み込んで来るように感じた。




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by amboina | 2010-05-22 04:18 | 南方行脚

始まりの予感

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初めてその島に足を踏み入れたのは、日も沈みかける夕刻だった。

最終の定期連絡船から降りた私を、真っ黒に日焼けした友人が出迎えてくれる。

彼の運転する廃車寸前の大型トラックの助手席から眺めたその島は、

ひどく小さく、夕焼けにむかって傾いているような印象だった。




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もう日も暮れきった頃になって

「一杯、飲みにいこう」

という友人の一言に従い、はじめて集落内へ足を踏み入れた。

その時の驚きは今も忘れない。

「とんでもない処に来てしまった」と思ったのだ。




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おそらく観光地としても有名なこの島を訪れる人々は、

真夏の太陽が降り注ぐ、星砂の道と古民家の町並みを最初に眼にするだろう。



しかしこのとき車高の高い大型トラックの窓の外に広がっていたのは、

まさに夢幻の郷といった世界だった。

オレンジの街灯が道々を照らし、

その狭間をぼんやりとした燈色の砂道が闇に飲み込まれるままに続いている。

とても静かで、心地よい海からの風が吹き渡っていた。





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今思えばこの時の、

2005年9月の宵に感じた「本物の夜」の雰囲気に

私は今も取り憑かれているのかもしれない。




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by amboina | 2010-04-22 09:19 | 南方行脚